夕方、ふいに実家に顔を出す。すると、玄関前で母がお盆の送り火をしていた。その場にしゃがみ込み、焙烙(素焼きの皿)の上で燃え盛るおがらを弄りながら、お父さんのことを少し思った。迎え火も送り火も、特に関心はなく、たまたま寄ったら最中で、なんとな…
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