夢のように儚いベールに身を包み水にほどけて花に移した貴女のその薄紫のエーテル体に炎を透かし束の間の幸福をわたしはひとり心でみつめた気高く憂う貴女の睫毛が熱を失い行き場を無くしたことに気づこうともせず
強くなれ 強くなれ 強くなれ 雷鳴轟く嵐の中 お前のその二本の足だけで 完全に大地と繋がり 微動だにしないほど その掌に 風を掴むことが できれば お前が生きる 明日に映す 自分という 幻影が 形を帯び 体を成し 遂には本物の 血が通い 一歩を踏み出す その…
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