朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

魔法

わたしの愛するひとの、愛の世界が届いた。

火を灯す。今日買ってきた薔薇と共に、炎を見つめる時間を過している。


静かな揺らぎ。

パチパチと弾ける木軸の音。

薔薇に反射する光と影。


''不足など初めからない。

満たされている。''


それと同時に、


''不足しかない。

満たされることなど永遠にない。''


そう感じている自分がいる。


大いなる矛盾。

わたしの中には、おとなとこどもが同居している。好き勝手やって暴れまくりたいこどものわたしと、理性により行動を制限しようとする、おとなのわたし。

どちらか一方に偏ると、もう一方の声が大きく響き出す。


もうずっとその繰り返しだ。


こどものわたしは、とにかくあそびたくて、野原に飛び出して走り回ったり、木登りしたり、海に飛び込んだり、砂の山を作ったり、『おれについてこい!』とか言って、先頭で旗を振り回したりしているし、

おとなのわたしは、そんなことばかりしてたら、ダメだよ。生きていけないからね。と、こどものわたしをなだめ、仕事は真面目にやらなきゃ、と言いながら、平凡な毎日を送ろうとする。


どちらもわたしだ。


だけど、楽しんでるのはこどものわたしだ。嬉しさや喜びを感じることが多いのは、こどものわたしの方なのだ。


わかってる。

わかっていても、おとなのわたしが消えてなくなることもない。


伝えたいことがある。

ここに。

あふれるくらい沢山。

なのに、何ひとつ声に出せない。


魔法のキャンドルに想いを乗せる。

切な願いがどうか届きますように…


これは、おとなのわたしだ。


『カッコつけてないで思ってること言えばいいじゃん!なにが怖いの?はやく次に行こうよ。そんなことより、砂浜で走り回りたいんだよ。』


こどものわたしの声がする。


ね、ほんとそうだよね。

はやくあそびたいのにね。



困ったもんだね。



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#Aurea Magic Candles  

 ''THE FIRE PRACE''

 'One for you, One for LOVE'


Thanks for your pure Love♡