朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

ただいま

昨日の今日であれだが、バージョンアップして帰ってきた。

ありがとうございます!

それもこれも、このブログを見てくれているあなたのおかげと言いたい。
きっとそうに違いない。

生還記念に久しぶりに神社へ。
家から近くて自分と向き合うのに最適な神社と言えば、天之御中主神さまを祀る水天宮だ。

どんよりとした曇り空の下、自転車でのんびりサイクリングしながら向かう。
新大橋に差しかかる手前で、空にうっすら晴れ間が覗き出した。橋の上で自転車を止めて隅田川を見下ろす。
ちょうど、真下を松本零士がデザインした水上バスの''ヒミコ''が通る。まるで宇宙船のようなカッコいい水上バスだ。こどもがあれに乗ったら、きっとずっと忘れられない思い出に残る気がする。

できることなら、こどもの記憶に残る本物をおとなである自分は造りたいな、と思った。これからそれをやっていこうじゃないか。

バージョンアップしたと豪語した以上、なんらかの結果を出していきたい。
水天宮で神様にも誓う。
水天宮の中には弁財天も祀られていて、来週の日舞のおさらい会で習ったことが出し切れるようにと、お参りもした。

すっきりとした気持ちで水天宮を後にして、近くの松島神社も参拝。日本橋七福神のひとつとのこと。
実はこちらの神社には、今年いちどお世話になっている。詳細は書けないが、助けていただいた御恩があり、そちらも併せてお礼参りをした。

神社に行きまくって実感したのは、神社とは、こういった節目に参拝することがいちばんだということ。自分が決めたことを、その覚悟を神さまの前で宣言するために、きっと各々の神様が各地にいて下さるのだ。有難いことである。

松島神社から数メートル先に、海苔の専門店を発見。
わたしは昔から海苔にはうるさい。
今年の夏頃、仕事を辞めたことで節約を念頭に買い物をしていた際、血迷って、今まで買ったことのない安価な海苔を買ってしまった時がある。家に帰って食べてみてあまりの不味さにびっくり。こんなもん食えるか!と、昭和の頑固オヤジならちゃぶ台返し間違いなしの代物だった。
以来、海苔代をケチることはもう一生するまい、と心に固く誓いを立てていた。
海苔専門店の店頭に並んでいたお徳用1帖270円と、上物キズあり有明産1帖330円で少し迷う。…というか、海苔専門店の安さに驚いた。この価格ならケチるもケチらないもないという値段設定だ。
お徳用でも、間違いなくあの海苔より美味しいであろうことは想像に難かったが、今日は、気分も良かったので、ご褒美で高い方を買った。帰ってすぐさま食べてみたら、びっくりするほど美味しかった。スーパーで同じ値段のものと比べて、100倍は軽く超える美味さだった。今後はこの店まで必ず買いに来ることをまたも心に固く誓う。この海苔でおむすびを作って食べたい。

実は今年の春先、あの有名な森のイスキアの故佐藤初女さん(手作りの料理で人の心を癒す活動をされていた)から直々におむすびを習ったという、山崎すなおさんという方からおむすびを米の炊き方から教わっている。食べれなかったが、作るところを隣で見ていたし、すなおさんのおむすびはめちゃくちゃ美味しそうだった。わたしは、佐藤初女さんに詳しいわけではないが、手料理で人を癒すということは、とてもいい活動だと思う。

あなたのために心を込めて作りましたよ。という手料理を差し出されたら(食べたら)疲れている人も自然と元気が出るんじゃないだろうか。食のちからとはそういうものだと思う。

そんなことを思いながら、娘が幼稚園時代に色々な裁縫にチャレンジせざるを得なく、頑張りついでに作った自分用のお気に入りのクタクタになったエプロンをつけて、夕飯を作った。

なんとなく背筋がシャンとした気がした。


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HIMIKO 隅田川を行く