朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

女子力

久しぶりの快晴
AM6時過ぎ、ゴミ出しに外に出たら、あまりにも爽やかな空気に一気にテンションが上がる。微かに金木犀の香りが空気中に溶け込んでいるように感じた。ゴミを出したあと、周りに人がいないことを確認して、「気持ちいい~!」と、叫びながらスキップをした。自分ファーストの日々を送る中で、わたしはすっかり童心に帰っている。

今日は、友人Nのたっての希望により、日本橋界隈の神社巡りをした。最近の彼女の魂の目覚しい成長ぶりには本当に感動しかり。よく頑張ってここまできたなぁ~と、感心する他ない。彼女のいいところは、''素直さと明るさ''だ。一緒にいてすぐ笑いが生まれる。今日は、ハッキリとした金運アップを目的に神社へ行きたい!と意気込んでいた。
三越前福徳神社は、なんでも、宝くじ当選祈願の方がよく訪れることで有名らしい。なるほど、平日の昼間だというのになかなかの人が詰めかけていた。Nは、この神社へ来ることを一番の目的にしていたので、ハロウィンジャンボでも何十枚か買ってるのかと思いきや、『いや、宝くじ前は買ってたんだけどね…。』と言う。買ってないんかい!!笑笑
なんとなく良さそうだったから~と、欲があるのか無いのかよく分からない。拝殿横に、打出の小槌的な鈴が置いてあり、宝くじを置いて、その上でひと振りするとご利益があるとのこと。わたしは、宝くじを一枚持っていたので儀式をした。なかなか楽しい。それを羨ましそうに見ていたNは、『財布でもいいかな?』と言って、財布に鈴を振っている。彼女らしい楽しみ方だ。
宝くじを入れておく宝袋は大人気らしく、入荷待ちならぬ、縫製待ちという札が出ていた。みんな宝くじ当てたいんだなぁ~。

こちらの神社を後にしたわたしたちは、ここから徒歩10分ほどの場所にある次なる目的地の小網神社へ。あまり詳しく調べて行かなかったのだが、着いてみるとこちらは東京の銭洗弁天とある。金運系続きにNは大喜び。こじんまりとした社殿だが、風格がある。お参りをすませ、銭を洗う。やはりこういう儀式みたいなものが、童心に帰っているわたしにとって、ウキウキしてかなり楽しい。Nも笑ってる。

さらにここから10分歩き、水天宮まで赴く。
天之御中主神さまを祀っている、子宝、安産祈願などで有名な神社だ。10数年前、わたしとNが妊婦時代に訪れた際は、かなり年季の入った社殿であったが、近年改修工事を済ませ、美しい白木の社殿に生まれ変わった。Nは当時以来の再訪だったため、いたく感動していた。
しっかりと参拝を済ませ、近くの本格派ロースターのカフェでアイスカフェラテを飲み、やっとひと息つく。

今日訪れた神社の印象はかなり良かった。お金が欲しい人の気って悪くないな、と個人的に実感。よく巷では、私利私欲はよくないと思われがちだが、そうでもなさそう。お金が欲しい!という目的がハッキリしているからかもしれない。
これはあくまで想像なのだが、''みんなが幸せになりますように''的な曖昧な願いってよくあるけど、みんなの幸せを願いたいなら、まずは自分に与えられた恵みを神様に感謝するのが筋な気がする。ひとりひとりが自分のしあわせを感じて、生かされている恵みに感謝できたら世界は平和だろう。ほんとシンプルだけど、いつも〝ありがとうございます〟を言っておいたら間違いない気がする(←やや乱暴か?)今日はNが喜んでいたので、わたしも嬉しい。

話題が変わり、前にNが『メイクをして欲しい。』と言っていたことを思い出し、メイク道具一式を持って来ていたので、早速やってあげた。彼女は普段あまりメイクをせずにずっと生きてきたため、肌がとても綺麗。これもひとつの与えられた恵だと思う。普段ほぼスッピンの人が突然しっかりメイクしてしまうと、ギャップに違和感を持ち、折角メイクをしたいと思った気持ちに蓋をしかねないので、慎重に、ナチュラルメイクを施す。それが当たり、本人とても気に入ってくれる結果に。女の人が可愛く綺麗になっていくのを見るのはいい気分だ。彼女は、内面が男っぽいところがあるのだが、最近女性性を発揮し始めているので、メイクが良く似合っている。自分の気持ちの変化に正直に行動できる人はこのようにすぐ変われる。

その人の内面の美しさを引き出すメイク、もっとしたいなぁ~。誰もかれも、自分の美しさを出し惜しみせず出し切って欲しい。自分でも何目線かよくわからないけど、大人女子を可愛くしたい。年甲斐もなく、なんて言葉を撲滅したい。そして、男は男でカッコよくしたい。自分に自信のない人の内面から鍛え直す。カッコ良さの定義について講義などしたい。
それら全て、わたしの我欲だ。
本当のいい男といい女が世の中に増えたら、世の中マジで楽しくなると思う。みんなで一緒にいい男、いい女になりましょう。

未来は明るい!


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秋色