朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

A Whole New World

遅ればせながら、アラジンを鑑賞した。


午前中、大事な用事を済ませ、上映時間を調べると、素晴らしいタイミング 

日比谷ミッドタウンに駆け込む。


前評判も聞いていたし、安心して楽しめると予想していたが、予想を軽く三段跳びで飛び越えて、スクリーンに釘付けで感動しまくる。


高校時代から映画は好きで、映画のタダ券を毎月もらえる家の子に連れられて、しょっちゅう映画館へは足を運んだ。

ハリウッド系から、ミニシアター系まで色々とみて回ったが、最初から最後までみれたことは、ほんっとーに、滅多になかった。 

そう、途中で寝てしまうのだ。

多分、ほとんどが自分がみたい映画ではなかったのだと思う。

そう言えば、大抵好きな映画は近所のレンタルビデオ屋で借りてきて家でひとりで見ていた。 映画館へは付き合いで行っていたのだ。


ディズニー映画は、美女と野獣ラプンツェルが好き。どちらもハッピーエンドのストーリーだ。  

娘が小さい頃、狂ったように毎日毎日日替わりで、シンデレラと不思議の国のアリスをDVDで観させられたので、そのふたつも愛着はある。


しかし!今回のアラジンは桁違い!!!


実写なのに、映像に違和感がない。

映像技術の発達によるものだろうか?

ジーニー役のウィル・スミスもスクリーンの中でかなりしっくり馴染んでいた (猿とオウムも)

そして、主演のふたり。 

文句なしに適役の役者を選んでいる。

素晴らしい!

アラジン役、ほんとにこそ泥っぽさがあって、でも純粋で可愛い〇

ジャスミン役、芯の強さが顔に出ていて底なしに美しい〇

こんなにベタ褒めもちょっとおかしい気がするので、落ち着いて冷静に観察。


恐らく、いまのわたしにクリティカルヒットしたということなのだろう。

つまり、同じものを5年前に観てもきっとこんなには感動しなかったはず。


A Whole New Worldは、誰しもが行ける自分だけの新しい世界だ。

劇中にアラジンが言う「僕を信じて」というセリフにファンタジーと現実世界の融合の夢を見る。  

わたしは、誰に遠慮することもなくジャスミンになりきって、映画を楽しんだ。


わたしの物語のすべてを思い出さなきゃ!

本気で思えた。


わたしの国の王妃はわたしで、自国をどんな国にするかは、わたしが決められるのだ。


そう考えるとめっさワクワクしてくる。


でも、これってみんなに言えること。

ひとりひとりが自分の国の王様、王妃であるのだ。自分の好きなように自国を築き上げていける。


このようなことにひとしきり思いを馳せ、映画の余韻に浸ったあと、なぜかある言葉が頭に浮かんできた。


それは『足るを知る』

いま自分にあるものに感謝する。


何故だろう、なにも不足は感じられなかった。自分に与えられた恵みが深く胸に滲みた。


お楽しみは最後まで大事にとっておく。

まだまだ冒険は始まったばかり。


元気な心と身体だけをお供に明日も進む。



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新しい世界の入口🚪