朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

ハワイ

ハワイには10代の頃、いちどだけ行ったことがある。


母と7つ上の姉とわたしの3人で行った。

フリーのツアーでオアフ島を一周、市バスなどを使い、ノースショアや、ハナマウア、モアナルアガーデン(この木なんの木※知らない人は調べてちょ!の木がある場所)など、行きたい場所を自由に周る旅だった。

母は初めての海外旅行でウキウキだったし、姉は買い物やツアーの仕切り役などをしっかり務めてくれた。

当時わたしは、東京の三番町という場所にあるハワイアンレストランでバイトをしており、そこのスペアリブが激ウマだったため、本店のあるハワイでその店のスペアリブを食べることを楽しみにハワイへと向かった。

言ってみたら、ハワイにはその程度の興味しかなかった。あの頃は、アジアやヨーロッパなどの国々へと関心を寄せていた。


けれど、実際は、ホノルル空港に降り立った時に感じた南国の空気に一瞬で心奪われ、『ハワイってなんて最高なんだ!』と、いとも簡単に心変わりしたことを今もはっきりと思い出すことができる。


親友Mが作った紙粘土の人形や、陶芸をやっていた彼女の作品なんかを持ってきていて、ノースショアの浜辺に並べて趣味のカメラで撮影したりなんてあそびもした。

モノクロ写真を撮っては、自己満足に浸っていた。


今日、なぜハワイのことを思いだして記事に書いているかと言うと、最近わたしは、柔軟やヨガやダンスなど、体を動かすことにチャレンジしているのだが、今朝手作りのシナモンロールを作りながら、ふと、ハワイアンミュージックを聴いてみようと思い立ち、ゆったりとしたあの調べをきいていたら、とても心が落ち着いた。

それにより、今日のレッスンは、急遽フラダンスにチャレンジしてみよう!となったのだ。

YouTubeで良さそうな動画を見ながら、見よう見真似で踊ってみる。

すると、不思議なことに、喜びのエネルギーが体中に響き渡り、涙が溢れてきたのだ。

フラダンスにも色々有ると思うが、私が見たものは、スローなテンポの曲と振りのものだった。(あとから調べたらケアリイ・レイシェルのEOMaiという有名な曲だった)


あの滑らかな動き。優しさに満ちた神様へ捧げる喜びの振り付け。ジュディ・オングの名曲の一節、''おんなは海〜''がどこからか聴こえてくる。そう、フラダンスを踊っていて、わたしは思った。''…女は海だ、''と。


時々、言葉を遅いと感じることがあるのだが、それは、言葉を理解するには一度思考を挟む必要があるからで、踊りの場合、体感で一瞬で理解することができる。

考えて出す答えに振り回されてきた経験も数多い。だからなおさら、これからは身体をつかって、体感を研ぎ澄ましていきたい。


もっと本能的に動けるようになりたい。

いつになるかはわからないが、わかりやすく現実的な目標ができた。


''ハワイに行く!''


まだわたしはオアフ島しか行ったことがないので、もっと野性的なハワイに出会ってみたい。自分の目で見たい景色がある。

自分の心で感じたい風がある。

現地の空気を吸いながら、喜びのフラが踊れるよう、独学でフラダンスを身につけたいと思う、いまである。







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