朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

あした

2日ブログを休んだ。

旅から生還し、とりあえず体の回復をいちばんに考えた結果、めちゃくちゃ寝るという選択に。旅で心のパワーを充電しながらも、しっかり体は疲れていたため、ずっと寝ていられた。おかげですっかり元通りだ。


大事な目的が目の前におかれ、それに付随して、ひとりで向かうべき場所へ行く動機も生まれた。行かないという選択肢のない旅は、わたしの魂の計画どおりだったことを、いま痛感している。


行く前、長時間の移動や、ひとりで泊まる宿で超える夜や、交通の諸々や、気に病んだ些細なことは、全て杞憂に終わった。夜行バスが途中パーキングで止まった際に、見上げた夜空には綺麗な三日月と星が輝いていた。


結果から言うと、そこから3日間、素晴らしい時間を過ごした。朱里旅の写真に、熊野の旅は凝縮させた。写真を通じて、みなさんにパワーを伝えることができるなら幸いだ。

あれほど強い太陽と滝(水)と木のエネルギーを感じたのは、大げさではなく、わたしはうまれて初めてのことだったと思う。

全てが神さまだった。そして、愛だった。


紀伊勝浦の宿に泊まる時、宿のとなりにまるで都会の装いのショップがポツンと立っていて、気になり中に入った。並んでる商品のセンスがよく、店員の男性の佇まいもイケている。様子を伺いながら話しかける。会話が始まった。

その方は、そのお店のオーナーとのご縁で、東京から和歌山のこの地へと移り住み、かれこれ30年近く経つとのこと。ここは都会と比べて何も無いから、都会のように、ズルして得するようなやり方が通用せず、自分がやったことが、いい意味でも悪い意味でもストレートに自分に返ってくる。ズルすると、かならずあとでしっぺ返しがくるんです。逆に正直にやるといいものが返ってきます。などと、話してくれた。人との繋がりが温かいところも、都会にはなく気に入っている、と。

わたしは、いずれ、東京を離れ、自然の多い土地で暮らしたいと思っているので、こういう話を聞かせていただけることは、大変有難く参考になる。休日は、地元の人しか知らない、山の中にある小さな滝を見に行ったりするのが、とても楽しいんだそう。その方がゆったりと時間の流れを感じて生きてらっしゃる様子が伝わってきて、わたしもゆったりとした気持ちになれた。''お会いできてよかったです。''と、挨拶して店を後にした。


こういう一期一会的な出会いは、やはり大切にしたい。いつどこでこのご縁がまた繋がる日がくるかもしれないから。


時系列で書き始めなかったことにより、出来事をひとつひとつ記すのが難しくなってしまった。


いろいろ書きたいことはあるが、うまく並べられる気がしないので、一応おしまい。


わたしは、この旅で、夢をはっきり捉えた。

叶える夢の輪郭を確かめながら、明日を生きたいと思う。




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道端