朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

キャンプ


ひとり妄想キャンプはおしまいと、家族の記事の中で語ったが、なかなかキャンプ仲間(かぞく)ができないため、動画を見ながら妄想キャンプを楽しむ。

近年ソロキャンパーの人口は右肩上がりに増えているが、わたしはソロキャンプにはどうも興味がもてない。
なぜなら、キャンプにはどんなに頑張ってもある程度道具が必要で、車やバイクが運転できないわたしはその時点でハンデがあると考えてしまうからだ。
先に諸々を想像してしまうと、自力で全てを用意して動くより、動画で気分を味わわせてもらう方が自分には合ってるかも、、などと、擬似体験の妄想だけで案外満足できてしまう。

けれど、本当はいちばんいいのは、キャンプが好きで、ひとりでもできるけど誰かと楽しみたい!と思う人と一緒にやることだ。
わたしはキャンプ飯作りと、楽しむ担当で、ほかのメンバーはそれぞれ得意なことを担当する。

やりたいのは、キャンプファイヤーと、弾き語り(担当者にまかせる)と、星空観察と、朗読とか、踊りとか。
なんて考えてるけど、実際にその場にいたら、もう、好きな人たちと自然のなかでキャンプをしているだけで、しあわせで満ち足りてしまいそうな気がする。
''物より思い出''は、間違いないだろう。

正直、ここ数日気分が晴れない日が続いていた。前髪を衝動的に切ってしまったことが原因かもしれないが、どうしたことかやる気が起きない。
けれど、いまの自分はそんな自分を受けとめることができている。できないことに目を向けるより、できることに感謝しよう。
さっそく息子に「支えてくれてありがとうね。」と、精一杯心を込めて、ちょっと照れくさかったけど、笑顔で気持ちを伝えた。
彼はふっと笑って『(やりたいこと)まあ、がんばってください。』と言ってくれた。
娘にも唐突に「好きだよ。」と伝える。
『うちも。』と返ってくる。

なんてわたしはしあわせなのだろう。

生きることにやる気がないことなど大した問題にならない。
大事なことは、どんな自分でもそのままでスペシャルな存在だと自分が認めること。そうしたら世界も自分をスペシャルな存在として映し出す。その先にそんな自分がやるべき何かが用意されているのだと予想する。

タイミングは必ず来る。
自分を信じろ!
自分の力を小さく見積もるな!

などと、ちょっと元気のない自分を励ましてみる。回復してきた気がする。外側に求めないこと。内側にある愛に気づくんだ。





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秋の花