朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

2019年11月9日

目覚めがいい朝。

天気も良く気分もいい。


前の職場の人に誘われ、久しぶりに会う。メンバーは5人。1年に満たない付き合いだったが、みな仕事向きの顔だけでなく、ちゃんと人間らしい顔を見せてくれた人たちで、年代はバラバラだが、気兼ねなく付き合えた。

わたしがその職場を離れてから約4ヶ月ほど経つのだが、ほぼほぼ何も変わっていない(職場も人も)ことに驚く。もしもあの時辞めていなかったら、この4ヶ月の間に体験したことや経験したことが何もなかったかもと思うと、少しゾッとした。

笑って話すことができたことは、嬉しかったが、それだけだった。今ここに自分がいなくても何も問題はなかった。そのことがはっきりわかったことは良かったと思う。

わたしが本当に一緒にいたい人はどんな人たちなのか、それが知りたい。いや、知っている。ほんとうはちゃんとわかっている。

もっともっと丁寧にひとつひとつの選択を重ねたい。いい顔なんかする必要ない。自分の心に正直であればいい。


夕方買い物に出た時に見上げた夕焼け空がとても綺麗で、橋の上で自転車を漕ぐ足を止めた。

反対側の空にはまだ薄い上弦の月が昇ってきていて、こちらも儚く美しい姿を見せてくれていた。しばし眺める。


ひとりだったけど、自然はいつもそばにいてくれるんだな、、とほっとした。


わたしも誰かにとって、そんな存在だったらいいな。


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街角