朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

2020年3月20日

''春眠暁を覚えず''


最近よく眠れているのか、まったく夢を見ない日が続いている。


待ち望んだ春分の日を迎え、心は果てしなく解放された。もう、閉じることは無い。このままずっと、開けたままでいる。


窓から流れ込む風が胸をすり抜け、あの場所へと吹き抜けてゆく。

小高い丘の上、木立と草原のなか、咲き誇る草花の煌めき。

海をのぞみ、山を背に、天を仰ぐ。

朝日に生まれ、星空に睡る。

もう迷わない。

この場所はここにありつづける。


金曜日は、道場からのお稽古の日だ。

お稽古に行く腰が重い。

足が疲れているからだ。それに加え、久しぶりに風邪をひいたことで、頭がぼーっとしていて辛い。電車でうつらうつらしていたら、いつの間にか、お稽古場のある駅に着いていた。


先輩の踊りを見る。一緒に踊る先生を見る。

すこし元気がでてくる。


今日はわたしの後に来る方がお休みだったため、わたしが最後だった。

先生とまた他愛のない会話が始まる。

20~30分調子よく喋った頃、先生に『朱里さんて、とても使う言葉が綺麗だよね。』と、まさかのお褒めの言葉をいただいた。

''言い方がわるいんじゃない?''と、各方面からお叱りを受けたことはあるが、''言葉が綺麗''と言われたことは初めてで、嬉しくて、一気に体温が上昇し、風邪菌にダメージを与えられたことに、よろこぶ。


確かに、先生たち(先生ご夫妻)とお話する時は、わたしはとても饒舌になる。

それは、先生たちが、飾らずに自然体でいてくれるからだと思う。

だからわたしも自然体でいられて、頭で考えずに言いたいと思ったことをそのまま真っ直ぐに外に出せるのだと思う。

真っ直ぐな言葉は真っ直ぐ相手に伝わるということがわかった。

このわたしを引き出してくれる先生方に感謝したい。


今日の名言

『学歴より笑顔 』by坂東ゆめかず先生


先生のチャーミングな笑顔に勝る学歴などない。


学歴より笑顔!

学歴より遊び歴!

学歴より愛!



まちがいない。



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春分