朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

春分へつづく道

歴史的大転換期の到来の余波を、地上の大気から体感として受け取っている。


呼吸を整える。

今に集中して過ごす。


いままでの自分の人生の道程をひとり静かに回想していた。

わたしが今世決めてきた物語。

ちょうど今から4年前、自らの足で一歩を踏み出したあの時の自分を強く優しく抱きしめる。


もう、あの時のわたしはいない。

そして、あの時のわたしに出会ってくれた人たちも、愛だけを残してそれぞれの場所へと飛び立った。


魂の深い縁ある人たちとの、出会いと別れを繰り返した数年間に、わたしはひとりで大地に立つ力を、彼等に与えてもらい、育ててこれた。


節目である今、あらためて感謝したいと思う。


今日は、4年前に一歩を踏み出す直前まで務めていた某コーヒーチェーン店勤務時の仲間から、数年ぶりに連絡がきて、数時間後に再会した。(彼女は当時からフットワークの軽さが魅力だった笑)


このタイミングに数年ぶりに連絡をよこすとは、やはり彼女とは当時からバイブス(彼女がよく使うw)繋がりがあるとは思っていたが、流石の感度の高さに感動した。


しかも、再会したのはわたしたちが働いていた店で、わたしが働いていた頃から今も在籍しているのは、たったひとりだけ。

そのひとりが、実は当時、彼女とわたしと共にバイブストリオを組んでいた男子だというではないか!

その子は当時まだ19歳で、初めてのバイトでその店に来ていた。

礼儀も知らず、周囲から怒られることもあったが、芯は強く、逃げ出すことなく、今日まで続けてきたよう。

わたしは、まだその頃はシュピリチュアルに目覚める前だったが、なぜか、彼女と彼には目に見えない繋がりを感じていたのだ。


その彼がちょうど出勤してきて、このタイミングにまさかのバイブストリオが揃ったことに、宇宙タイミングってほんとにあるんだな、、と、感心然りのひとときであった。


1歳の子どもの子育て真っ最中の彼女に、春分からの世界の流れについて意気揚々と自論を話しまくったのだが、その話をすごく楽しく聞いてくれて、数年ぶりに笑いの耐えない時間を過ごした。


彼女は昨日お風呂に入りながら『ああ、…あたしは本当に孤独なんだな。』と思ったというから、息を飲んだ。

わたしたちは不思議なことに同じ気持ちを共有していた。

このことについては、すこし真面目にわたしの想いを伝えることにした。

なぜなら、4年前にこの話と通ずる話を最後に、わたしはこの場所を離れたから。

それが、恐らく今日、彼女の頭にわたしが現れた理由だと思われた。きっと、無自覚ではあったが、既にあの時、水面下ではゆっくりと動き出していたのだ。


『今日、しゅりっちに会いたいと思って連絡した自分、最高だわ〜。』なんて言ってくれて嬉しかった。

ドングリみたいな髪型にさせられた人見知りの坊やも、別れ際、徐々に距離を詰めてた成果が出て、指をニギニギしてくれて、めっちゃ可愛かった。カモメまゆの愛らしい生き物だった。


彼女らと別れ、お得意のヒトカラへ🎤

特に歌いたい曲はなかったため、1時間中40分間は、なんとなく選曲し、なんとなく歌った。どの曲も、フィットせず、いよいよ『今日なんで来たんだろう…』と思い始めた時、

宇多田の''初恋''をチョイス。

歌いながら、泣く。

続けて、''花束を君に''

さらに泣く。


最後の一曲。

'' Play a Love Song ''で、今日ここに来た意味をはっきりと捉えた。


この曲は、2020年春分の曲だった。


あまりに嬉しく、泣きながら熱唱。


カラオケ店を出てすぐに目に飛び込んできた車のナンバープレートは'' 7777 ''だった。


沈みかけた夕陽に向かって自転車を漕ぐ。

眩しい光に包まれる。


わたしはいま生きている。

わたしはいま確かに生きている。


生きとし生けるものたちと共に、この地球という星に共存している。


ありがとう。

ありがとう。


ありがとう、神さま。



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Can we Play a Love Song?