朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

恋と結婚

人生前半はひたすら愛を学んだ。 辛く長い修行を終え、自分なりには愛がなにかをすこしは学べた気でいる。

後半は恋を学びたい。

愛と恋じゃ性質が違うから、愛を学んだやり方では恋は学べないのだろう。

恋は、落ちるという表現をする。 あとは盲目とか、魔物とか、なんとなく似ている。 いずれも自分ではどうにもならないイメージ。 落ちて目が見えない魔物じゃ、楽しめる感じがしない。 …が、しかし、恋ほど楽しいものはないとも言われる。 

恋の正体いかに!!

とりあえず恋を検索してみる。 星野源の恋がトップに出てくる。昔昔から続く普遍のテーマなのに、トップは3年前の星野源の曲。 星野源すごいな、と感心する。  

恋したい♡とよく言う人は、過去に恋の素晴らしさを経験した人だと思う。 楽しいけど、切なさや、苦しさも含まれる。 そういう感情の諸々すべてが味わえる。 いちいち一喜一憂して天国と地獄を行ったりきたりしながら生きてることの手応えを味わえる。 好きになった人が自分を好いてくれる。 それだけで世界は完璧 。 でも、恋は終わることも多い。 終わらない恋はどうしたら手に入るのだろう。

 

恋は生き物なんじゃないかと思う。 命がある。 けれど目には見えない。 お花に水をあげすぎても、あげ無さすぎても枯れてしまう。 お花はまだ目に見えるから水やりの頃合がはかりやすいが、恋は見えないからこそ、ふたりの心の目で見つめ続け、手をかけたり、かけないことをあえて選んだり、基本は思いやりをかけ続けないと死んでしまうのかも知れない。 大抵いつ死んだかわからない内に死なせてしまう。

でも、上手くいけば、自分の命が、相手の命が終わるまで、恋も死なせずに生かせるかもしれない。なんかそんな想像ができた。

目に見えないものを構ってやる。 面倒を見る。 よろこぶ。 うれしい♡ たのしい♡ だいすき♡が続く。 けど、手抜きしたらすぐその答えを突きつけられる。 なかなかの強者だ。

恋をした同士が結婚する。 日常に慣れ、恋に目をかけなくなる。 恋は死ぬ。 けれど、結婚生活は続く。 恋は愛に変わらないとわたしは思う。 恋は死んで、同時によろこびも、うれしさも、楽しさも、だいすきも消えてなくなる。  それらが感じられない相手と一緒にい続けてもつまらない。 けれど、ここで別れない人たちも多い。  家族は大事だから、こどもがいるから、愛はあるから関係を続けることはできると思うけど、わたしはそれじゃちょっとな、、などと思う。

恋愛と結婚は別!の考えと真逆なんだと思う。恋愛と結婚はセット!でないなら、結婚しなくていいと思う。

わたしは離婚したけど、結婚は悪くないと思っている。 結婚なんて紙切れ一枚の契約じゃないか?所詮契約ふんって拗ねた時期もあったが、今は、恋をした相手と死ぬまで一緒にいたいって思えたら結婚したい。 決して安心するためでも、ひとりがさみしいからでもなく、一緒にいたら、うれしい、たのしい、大好きだからだ。 死ぬまで恋をしつづけるためには、目に見えるコミュニケーションと見えないコミュニケーションどちらも大事だろう。

あ、恋について、私が実体験を通して学んだことがあった。

それは、相手をよく知ること。相手が何を好きで、何を嫌いで、何を大事にしてて、何に喜びを見出すのか、それが何よりも大切なことだった。

 長いことひとりで生きてきた(心の中の話)ばかりに、私の悪い癖は、なんでも自己完結してしまうところ。感覚重視なので、言わなくても分かり合えると勘違いしてしまうところ。これらは修正していきたい。


ただ、日本にも数は少ないと思うが、恋の素晴らしいお手本のふたりもいる。結婚しても、いつまでも夫婦仲良くデートを楽しむ人たちがいる。そんな人たちを観察して、今後の自分の恋と結婚に活かしていきたい。


なんせ、恋の経験値が浅いので、ほぼほぼ想像プラス反省の内容だが、いい感じの理想に行き着いたので気分よくおわる。




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静かに寄り添う