朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

身体

今日はヨガのレッスンへ参加した。


お会いしたかったS先生とも会えて、素敵な笑顔が見れ、透き通る声を聞けて嬉しくなる。


これを機に、ヨガを日常に継続して取り入れるべく、前々から欲しかったヨガマットを手に入れ、さも、できる人風を装ってはみたが、参加者の方々を見回すと、長く続けておられそうな方ほど、バスタオルを使っていて、さっそく恥ずかしくなる。


過去に何度か単発でヨガのレッスンを受けたことがある。 ホットヨガは自分にまったく合わず、途中あまりの息苦しさに逃げ出したくなった。  立って中腰のまま両手でお尻をバンバン叩く動作があり、あまりの滑稽さにひとり笑いを堪えるのに必死になった記憶が蘇る。

あの時、周りの誰も笑っていなくて、''コイツら正気か!''とお得意のひとりツッコミに走った。今でも思い出し笑いができるほどだが、わたし以外誰も笑っていなかったということは、やはりわたしが変わっていたのだろうか?いや、あれを誰も笑わない空気が笑えたのかも知れない。お葬式で絶対笑っちゃいけないと思うほど、笑いそうになるのと同じ原理だったのかも知れない。


今日のヨガは今まで経験したことがない、呼吸と、身体の動きと、チャクラを意識したもので、初めての体感だった。

第1チャクラから第7チャクラまで、それぞれの身体の部位に合った動きを呼吸に合わせてするのだが、最初できなかった深い呼吸が途中からできるようになり、楽しくなった。  第1チャクラのときは、雑念がひどく、考えない!考えない!とか思いながらで、集中も途切れ途切れだったが、第4か5くらいから調子が出てきて、リラックス状態に入り、一瞬意識が飛ぶ。  雑念からのリラックス状態が面白い体験だった。 

先生から『慣れてきたら目を閉じてください』と言われ目を閉じたが、まだ序盤で集中できない時、目を開けてS先生をチラ見すると、先生は、集中とリラックスが同時にできているようで、目を閉じながらも微笑みを浮かべていて、感動する。  


わたしもいつかああなりたい。  

だが、道程は……険しい。


そう言えば、2ヶ月ほど前にも、興味を持った身体のワークショップに参加した。

コンテンポラリーダンスの一人者のカッコいい先生のレッスンだった。 ''初心者の方もぜひ!''という、まぁ、とりあえず載せるであろう告知につられ、素直なわたしは『よし!初心者だけど行ってみよう!』と経験も年齢も見事に無視して、意気揚々と若者のストリートである裏原宿のスタジオへと乗り込んだ。

結果、参加者の大半は若者で、さらには、コンテンポラリーダンスの経験者と思わしき人たちが7割がた占めており、始まる前から胸の中で涙を流す。


しかも、なんとそのレッスンは、13時から17時までという、ダンスをやったことない人間を絶対に参加させちゃいけないでしょうってレベルの長丁場の玄人向きレッスンであった(申し込む時は参加費もリーズナブルで長時間!お得♡としか思わず…) 

が、先生はそんなわたしの胸中などお構い無しに、次から次へと、色んなことを''やってみましょう!やってみましょう!''とやらせてくれて、恥ずかしがってたら始まらない窮地に最初から立たされた。


さらには、ダンスに演技の要素まで加えられ、即興で、見よう見真似で、カッコいい若者と共に、リズム感もない、動きも鈍い、自意識から逃れられないわたしは、とにかくやった。 何をやったか分からないけど、何かをやったのだ。 


あの時の自分を客観的に見たら、もちろん穴があったら絶対入るに決まってるくらい恥ずかしいけれど、それでも、終わった時は清々しかった。

それはきっと、やらせてもらうチャンスをもらえたことの嬉しさとも言えるのかも知れない。 


求人で年齢制限があったり、学歴の縛りがあったり、資格の有無が問われたり、、、

何かをやってみたくても門前払いが多い中、やってみたい!という気持ちだけで受け入れてくれる懐の深さが素晴らしいと思った。

やらせてダメならしょうがない、でいいじゃないかと思う。

最初からダメって、懐浅いよね。その先生はレッスン中、終始一貫、穏やかな笑顔だった。


笑顔のステキな先生方、ありがとうございました!



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そのままでもPERFECT👍