朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

予感

お昼すぎ、ほんの僅かだったが雨が降った。

昨日山に行ったことも関係しているのか、雨が降ると自然の神さま!とか思ってしまう。雨が上がると同時に、気温も上昇し、一気に暑さが増したように感じた。


今朝、まだ起き上がる前、心地いいメロディーが耳に届いた。その曲は、何年か前に偶然YouTubeで見つけた、''蛍火の杜へ''というアニメの映像にあてた、Lauren Aquilinaというアーティストのkingという曲だった。

この曲と、蛍火の杜へというアニメの世界観がピッタリはまっていて、ほんの数分の動画だが、見ると毎回涙が出てしまう。アニメの方のテーマは別れ。曲の方は、別れを歌ってはいないが、なぜか別れを彷彿とさせるものがある。メロディーがそれを連想させるキーなのかもしれない。


わたしは、小さい頃から絵本(本)が大好きだった。

小学生の頃、休み時間は基本、校庭で走り回るお転婆なタイプでありながら、図書室の出入りも同じくらい激しく、いつも決まって借りる数冊のなかには、別れがテーマのものがあった。

なぜか、別れという題材に非常に心が惹かれた。子どもの頃は、ただ好きだったから何度も繰り返し借りては見ていただけだが、いま思うと、別れはわたしの記憶にずっと生き続けているように思う。

いつか、生まれてくるずっと前、大切な人とどうにもならない事情で引き離された辛い過去があるのかもしれない。証明することはできないが、大人になってからというもの、様々なシチュエーションで、わけもなく感情が込みあげて泣いてしまうことがあるのは、いつかの悲しい記憶のせいなのかもしれない。

輪廻転生を繰り返す中、悲恋の物語もまた幾度となく繰り返され、ハッピーエンドなど永遠に訪れないと、諦めに限りなく近い気持ちを胸の奥底に眠らせて生きてきたような気がしてくる。

過去生というやつかもしれない。


……ただ、なんとなくなのだが、ふんわりと、最近ついにハッピーエンドに向かって生きているような予感がしているのだ。言葉ではうまく説明がつかないが、心が明るく軽くなってきて、生きてることがうれしいな~って思い始めているから。


ハッピーエンドかぁ~


わたしにとってのハッピーエンドって、どんな世界だろう。それをじっくり心のキャンパスに思い描きたい。大事なのは、まわりにいる人だ。人こそすべて。人と関わってこそのわたしの人生だ。


もうすぐ夏が終わる。

夏の余韻に浸りながら、楽しい想像を(創造を)めいっぱいしようと思う。


みなさんもぜひ!



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ハッピー♡ピンク!!