朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

夢の話から




今朝方、不思議な夢を見た。

時折見る、印象的なシーンのある夢。


わたしの女神が出てきた。

彼女がわたしの夢に登場する時は、大切なメッセージがある時だ。


わたしたちは、大きな窓のある部屋にいる。その窓を開けると、外は深い霧に覆われたイギリスの郊外だった(夢の中でそう思っている)

彼女はイギリスと縁の深い人で、その濃霧の景色を見ながら、わたしに大切なことを教えてくれていたのだが、これが思い出せない。

このようなことは、前にもあった。

彼女がとても大切なことをわたしに教えてくれているのに、詳細を覚えていられずに起きた時には忘れていることが。

ただ、以前見た夢でひとつだけ覚えていたのは、''3''のメッセージだった。


今日の夢は、その後きれいに霧が晴れ、ハウルに出てきたシーンのような美しい草原(花も咲いている)の奥に小さな家が朧気に見えていた。赤い屋根だった気がする。


わたしは今日の感じだと、確実に、再び目を閉じたらまたメッセージ性のある夢が見れる予感があったので、目を閉じた。

やはり、何か見た感覚はあったのだが、今度はまるで覚えていない。


シータ波に入っているときに、遠くからわたしを呼ぶ声が聞こえた。

その声は、透き通るような透明感があり、女の子のようにも男の子のようにも思える美しい声だった。わたしは、迷わず声に出し「はーい。待ってるよ。早くおいで。」と返事を返していた。あの子は誰だったのか、なんとなく知っている気がしている。


そうそう、ご報告。

先日告知したお見合いごっこのイベントには、残念ながら申し込みはなかった。当然と言えば、当然の結果だろう。

ただ、わたしは、もし申し込みがあった場合、こんなことをして、こんな話をして、こんな遊びをして…と色々と楽しい想像ができたので、満足している。

誰の役にもなんの足しにもなっていないのに、勝手にひとりで満足してるって、''幸せな人だなぁ~''と、そんなわたしのことをちょっぴり羨ましく眺めている自分がいることに気づく。

自分から何かをしなければ、何かを感じようとしなければ、全ては自然に流れてゆく。過ぎ去ってしまう。

明日にはまた生まれ変わった自分がせかいを見ている。もう、昨日の自分とまるきり同じものを抱くことはできないのだ。


昔は、毎日毎日、同じような日々がただただ繰り返されているように感じながら生きていた。子どもたちが成長していく貴重な時間をそのような心持ちで過ごしてしまったことへの後悔は、簡単には拭いされなかったが、いつまでもその思いにくよくよせず、''いまこの時から生まれ変わろう''、と決意し、心の鍵がひとつ開いたときに、新たなわたしの望む子どもたちとの関係が築かれた。

わたしの理想は、ひとりの人間同士で付き合える親子に成長していきたい、ということだった。自分で決めたことだ。子どもたちをひとりの人間として認め、信頼し、向き合い続けたことで、この望みは簡単に叶ってしまった。それと同時に過去の後悔は消えた。


破天荒でロックな娘は、高校入学2ヶ月にして、制服が気に入らないという理由で、他校の転入試験を受ける手配を整え(担任の先生に、本当の理由は隠し熱意に溢れる転校プロジェクトを伝えたことで、引き留められず、むしろそこまで考えているなら!と、理解を得て協力的に動いていただいた)かなり狭き門を運だけで掴み取り、先日無事転入を果たした。

その間、わたしは何もせずに静観した。なぜなら、わたしが何を言おうと、彼女は自分の意思を曲げないことは百も承知だったからだ。無論、勉強もほぼしなかった。運だけでイける!と彼女が自分を信じて疑っていないことだけは、日々痛いほど伝わってきていた。試験の前日に『もし落ちたらどうする?』と聞かれ「その時は働きなさい。」と返した。彼女はそれに『そうだね。』と素直に答えた。わたしは、本当にそう思っていた。全ては自分で決めたことだ。自分で責任をとればそれでいい。娘が中卒でも一向に構わない。世間に後ろ指さされようとも、痛くもかゆくもない。

なぜなら、彼女はどこにも代わりのいないわたしの最愛の娘である事実だけは、誰にも何にも冒されようがないのだから。


心配してしまうのは、信頼ができないということなんだ。弱いんだ、心が。

誰かや何かに、どう思われるかばかりを気にしているということなんだ。自分で責任を負う覚悟がないだけなんだ。

以前の自分がそうだったからよくわかる。そして、そんな自分が大嫌いだったから、本当によくわかる。


大事なことは全部子どもたちに教わった。

だから、わたしにできることは、ありがとうって伝えることだけ。それぞれが(自分も含め)これからどんな風に命を輝かせていくかをなるべく気楽に見守りたい。


だって、わたしたちは、生きているだけでそれだけで素晴らしい存在なのだから。





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空に向かって伸びていく