朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

光と闇

暑い。

秋の涼しさは何処へやら。

真夏の太陽が一時的に帰ってきているようだ。


今日は、突然のお誘いで富士山の方へ。

パワースポットめぐりになるかと思いきや、相手のおすすめコースに連れ回していただき、なかなか面白い経験ができた。


昨日からお金のことを考えていたら、ちょうど、お金の神様の神社に連れて行ってあげようと思ってた!と言われる。 


話が早いし有難い。


そこは、山梨県の新屋山神社

朱塗りの鳥居が美しく立ち並ぶ、山の中にある小さな神社だ。


ググってみたところ、金運のパワースポットとある(やはりパワースポットだった…)

御祭神は大山祇命・天照皇大神木花咲耶姫

注目したのが、例大祭の日がわたしの誕生日だったということ。

きっと、ご縁が深いのであろう。


こちらの神社には、御神石という神様にお伺いを立てる不思議な石があり、三回持ち上げて重さが変われば、速やかに事が運ぶというおまじないのような体験ができる。

無論、そのようなことは知らずに来たのだが、子どものような純粋な気持ちで楽しむ。


以下作法

↓↓↓

【お伺い石の作法】
(一) 両手を合わせて「お願いします」と挨拶の一礼
(二) 石を持ち上げて下ろす[一回目]
(三) 額を石の頂上に当て、両手で斜面を撫でながら、一つだけ具体的にお伺いする
(四) 石を持ち上げて下ろす[二回目]
(五) 両手を合わせて「有難うございました」と挨拶の一礼
(六) 石を持ち上げて下ろす[三回目]


二回目がいちばん軽ければ良とのこと。


わたしは見事、二回目が明らかに軽かったため、神様にお伺いした願いは叶うようだ。


万歳🙌


一緒に来た人がやる様子をみていたのだが、明らかに二回目が重そうで、隠れて笑う。本人も笑っていたから、叶わなくても良い事をお伺いしていたのだろう。


なぜか、普段はやっていないお祓いもしてもらい、得した気分になる。


参拝後、とても軽やかな気分になったので山の神様のパワーをいただいたよう。感謝して後にする。


先に立ち寄った、富士吉田のかつて機織りの町として栄えた商店街は、フジファブリックのボーカルだった志村正彦が生まれ育ったことで有名な地だ。

わたしは彼等の''茜色の夕日''という曲が大好きで、一時期、何度も何度もカラオケで歌いまくったことがある。志村正彦という人は、29歳の若さでこの世を去ったのだが、彼は15歳の頃に、生まれ育った富士吉田の市民会館でLIVEをすることを夢見て、東京に出て、この曲が知られたことにより、夢を叶えた。

彼にとっては、その小さな夢を叶えることがゴールで、まさしく、夢が叶って安心してこの世を去ったのだと思う。生き様の純度が高い。そんな生き方があってもいいんだと思う。茜色の夕日は、いろいろなアーティストにカバーされており、愛され続けている。わたしは、音楽を語れるほど音楽を聞き込んできたわけでもないし、この曲はとても個人的で感傷的な万人に響く曲とは思わないが、それでも、わたしは大好きだ。彼がこの曲に込めた想いの強さが胸を打つのかもしれない。彼の命が込められた曲だからかもしれない。

…ん?

いま久しぶりに茜色の夕日の情報を、と思い検索してみたら、菅田将暉が1stアルバムでこの曲をカバーしたことに対して、フジファブリックのファンが色々言っている、という情報が出てきた。

あはは。よくあるやつだ。

わたしは菅田将暉も好きなので、''いいね~''と思う。


その後、地元の人しか知らないであろう秘境の温泉に立ち寄り、清らかな湯を浴びる。

山神社効果なのか、わたしは童心に帰ってしまったらしく、温泉の中で日本舞踊の踊りの練習までする。裸だからか開放感が半端ない。


すっかりいい気分で温泉も後にした。


誰もいない野球場に忍び込み、一緒に来た人の相談?を聞く。どうやら、わたしに聞いてもらいたかったようだ。

わたしは、その人の本当の気持ちが手に取るようにわかったが、ものすごく深く長い闇に心を侵食されて生きてきたようで、もはや自分の中で答えは出ているが、すっきりとは割り切れない様子だった。


闇の核心部には、その答えを出すことによって、ひとりになってしまうかもしれないことへの恐れがあった。本人も自覚している。


闇(恐れ)を見るな!光(愛)を見ろ!


と、力強くメッセージを贈る。


自分の経験から言っても、この人はもう大丈夫だと思う。

いま、どんな選択をしようと、自分に目覚めてさえいれば、どの道、なるようになっていくからだ。本当の自分を生きたい!という魂の声を聞いてしまった以上、自然と在るべき姿に導かれるはず。

わたしはそう信じているので、自信をもって背中を押してあげれた。


彼にとっては、わたしに背中を押してもらえたことが今日の収穫だっただろうし、わたしにとっては、山の神様の神社に連れて行ってもらえたり、その他諸々、得だらけだったので、お互いにとって、良い一日となったであろう。

まあ、この人もまた、ご縁の深い人のようなので、助け合うのが当たり前の感覚はあるのだ。


本来の自分を生きていると、本当の縁で繋がる魂との出会いがどんどん起きて、いろいろと無理がなくなる。

わたしも、彼も、みんなでしあわせになろうよ!と、ほんとうに心の底から思っている。

自分の気持ちに、素直に正直に生きれるようになれたら、そこからは、愛しかない関係が末広がりに拡大していく。


あなたと一緒に、愛で繋がるせかいを生きたいと願う。






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山の野球場⚾️

※ほどなくしておじさんに『もう鍵かけるから帰って~!』と言われてしまう。。泣