朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

月光浴

わけもなく幸せ…と言ったりするが、まさに今日がそれだった。


2日連続ではないか。いい感じだ。


日中街を歩いていても、太陽の光の明るさだけではない、明るい雰囲気が辺り一面を包み込んでいるような、そんな軽やかな空気を感じていた。まるで自分の心と連動しているかのようで、ただ歩いているだけなのに、楽しくて、呼吸も深く身体に浸透するかのようだった。


夕方、ひとりカラオケに30分行く。


30分で歌える曲数はだいたい6曲前後。フィッシュマンズの''頼りない天使''から歌い始めて、宇多田ヒカルの''花束を君に''で終えた。

''頼りない天使''は好きな曲で、先日、あの無人コインランドリーで誰もいないのをいいことに歌ってみたら、思いがけずいい感じに声が響き、自分の歌う声を聞きながら『やっぱいい曲だなぁ~』などと、ひとり劇場を楽しんだことから、カラオケでも歌ってみたが、コインランドリーの時の方がうまく歌えてた気がして、満足度はやや低い着地。

最後の、''花束を君に''大好きな名曲だ。

宇多田ヒカルはこの曲を亡きお母さんを偲んで作ったと言われている。確かに歌詞を読む限り、そういった背景が自然と見えてくるのだが、わたしはこの曲を歌っていると、お母さんへの愛というよりも、この世界にたったひとりの自分への愛を讃えているような気持ちになる。


〜世界中が雨の日も君の笑顔が僕の太陽だったよ

~どんな言葉並べても君を讃えるには足りないから


この部分が特に好きだ。ここで言う君は、もうひとりの本当の自分だと思って歌うと、涙が溢れてくる。いや、歌っていると、自然と君が自分だと思えてきて、涙が溢れてくるのだ。

それほどまでに愛おしい自分。代わりのいないかけがえのない自分。この曲のおかげで、いつも一緒にいてあげられない自分へ、最大の愛を伝えることができる。本当はずっとここにいるよ、一緒にいるよ、その切な想いが伝わり、涙が生まれるのだと思う。


ありがとう!宇多田。

あなたのおかげでわたしが喜んでいるよ。


というわけで、ひとカラ30分を終え、買い物へ。橋の上でふと横を見ると、眩いばかりの大きな輝くお月様が浮かんでいた。そうか、今日は満月だった。昨日の記事の最後に自分で言っていたではないか。また忘れていた。

昨日と今日の明るい気持ちは、このお月様の影響があったのだ、きっと。あまりにも強く優しい光だったので、しばし月光浴をした。

純度の高いエネルギーを身体全部で受けとめる。細胞が洗い清められるような感覚になる。宇宙と一体になるかのような、自分が果てしなく広がっていくかのような、そんな大きな気持ちになった。


家でごはんを作る。

さんまの塩焼きと、具沢山味噌汁(結婚したら作れなくなるかもしれないから、今のうちに作る笑※10/25混沌参照)と、南瓜とピーマンの天ぷら。ちくわの磯辺揚げも。

さんまの塩焼きには大根おろしとカボスが欠かせない。ごはんが食べられることに感謝して食べる。めちゃくちゃ美味しく感じる。


ご馳走さまでした。



今日という日に乾杯!



f:id:like_nanohana:20191112222348j:plain


ほんとに綺麗だった