朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

心あるもの

昨日からアンテナが冴えている。


その影響か、夜中から明け方にかけ、断続的な眠りの途中、夢をみた。


表面に現れたのは怒りだったが、もっと深いところに大事なメッセージがある夢だった気がするのだが、iPhoneにメモり忘れてもう思い出せない。


道場で店長と常連さんが、最近マスクが市場にまた出回りだしたことについて話していた。話が終わり店長がわたしに『マスクで儲けようとした奴らはしっぺ返しがくるぞ!』と言う。手づくりの布マスクが普及しだした今、すでに紙マスクの需要は衰退気味。

今までのやり方でお金儲けなど通用しないのだ。わたしは『ほんとですね。みんないま布マスクですもんね。』と答えたら、店長が『そこには心がないもんね。』とさらっと言った。


そう!いちばん大事なポイントはここだ!

心がないものはもう古い。

これからは愛の時代だ。

すべてにおいて、そこに心が感じられるかどうかが、明暗を分ける気がする。


今日、朝の仕事中、冷蔵庫に謎のカルピスが入っているのを発見した。店長に確認すると、いつもの場所にマスターからの手書きの伝言メモがあるから見てごらんと言う。


なに?なに??

『お疲れ様で御座います。カルピスを買っておきました。グラスにブロック氷4〜5個を入れ、カルピス3:牛乳5※(通常1:5)の割合で作ってみてください。わたしのお気に入りです。しゅりちゃんにも飲ませてやってください。』と書いてある。


店長と顔を見合わせ笑う。


どう考えても甘党のマスター独自の配合で作ったら激甘であることは想像にかたかったが、ひとつだけ確かなことがあった。

そう、ここには心しかなかった


この人は40年間、人を大切に仕事をしてきた。心を込めて生きてきた。コロナ特殊部隊員としての役割プラス、わたしはここに愛を学びにきたのではないか?

その視点が、今日ひとつ増えた。

時代の流れに乗るところは乗り、貫くことは貫き通している。他に影響されていない。己の心に従っている。武道の精神が根付いているんだ。


本当の想いは伝わる。

偽物の想いはバレる。


シンプルになっていく。


話は変わるが、昨日?S氏(カンパニーでお馴染み)のブログを目にした。

18歳の頃、祖父のお葬式の準備中に友人から『気を強く持ってね。』と声をかけてもらったという話だった。

わたしは高2の時、生まれて初めてお葬式に参列した。クリスチャンの友人のお父さんのお葬式だった。

小学生の頃、その友人に誘われ通い続けた日曜学校の教会で行われたその式で、わたしは友人に上記と同じ言葉をかけた。


正直言うと、わたしはその友人があまり好きではなかった。けれど、影響力の強い子で、日曜学校にも行きたくなどなかったのだが、嫌と言えずに通い続けた。

その子のお父さんが、いま正に棺のなかでまるで蝋人形のようになって横たわっている。それを目の当たりにしたあと、わたしは彼女の手を取り、『気を強く持ってね!』と、それまでただの一度も使ったことなどない言葉を口にした。彼女はちょっとビックリした顔をしていた。

その時、それまでの彼女との関係性や、楽しくなかった思い出の記憶などすべて吹っ飛んで、ただ目の前の人を力づけたい一心だったんだと思う。本来の人間関係て、そういうものなんじゃないだろうか?


真に心が動く時、思考は入る隙がない。


できることなら、いつもそのように生きていたい。


わたしはこれから、今まで以上に愛について独自に考察を深めたい。

それと同時に、いまだに謎が多い恋についても、わからないからと言って投げ捨てるのではなく、わからなさのど真ん中を、走り抜けて行きたい。



魂の冒険にラビリンスはつきものだ。




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君だけはラビリンス

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