朱里日記

❁小さな自叙伝からはじまる魂の冒険記❁

KIMOCHI


ZAZENBOYSのKIMOCHIという曲が好きだ。それはつまり、向井秀徳という人が好きだということである。

あの日のアコースティックライブは一生忘れることはない思い出だ。
ほんとうのひとりで向かったライブハウスで歌う向井秀徳は、黒いCONVERSEのスニーカーを履いていた。
わたしはその日、初めて存在を知った降神というヒップホップクルーのパフォーマンスをみて、生きるとはこれほどまでに苦しめる、ということを味わえた。あんなにもほんとうの苦しさを感じられた時間はしあわせだった、と今なら言える。長い人生の間のたった2日のこと。

ブログを2日休んだ。
ただ、自分が好きでやってることだから、誰に迷惑かけることもないし、誰かを困らせることも無い。けれど、自分はすこしだけガッカリしている。自分の内には、ブログを毎日続けてほしいと願う自分がいるのだ。

昨日は、悩みながらも、どうしても作りたいスープがあり、食べてもらいたい人たちがおり、カンパニーの基地まで材料持参で出向いた。この状況で危険な賭けとも言える行為ではあったが、わたしは勝手にあの人たちを魂の家族と思っているので、家族であるならある程度接してもいいんじゃないかな?などと、まったくもって自分勝手な解釈で行動してしまった。ごめんなさい。
明日以降のことは、もはやどうなるかわからない状況だ。
''会いたい人には会っておこう''
その気持ちがおおき過ぎた。
……ごめんなさい。

最近noteで絵本の朗読を始めたのだが、それを聞いてくれたH美さんから、読んで欲しい絵本の依頼を受けた。
スープを作り終えたので、絵本を読ませていただく流れになる。いちど読んでみたところ、正直心に強く引っかかるものはなかった。なので、さっそく声に出して読みながら録音してしまうことに。なんと、ギリギリ5分で読みきれずアップを断念した。
けれどそのあと、H美さんがいろんな人にその絵本を読んでもらった時の感想の話を聞いて、わたしはやっとこの絵本を読んで自分が感じた気持ちを言葉にできた。

''オオカミくんはひとりぼっちの寂しさを抱えながらも、いつも次の場所へと向かえる強さがある。わたしはオオカミくんほど強くなりたくなんかない。そう思った。
強くなりたくなどないのに、自分が本当はオオカミくんよりも強いことを知っている。自分は自分を強いと思って生きていることがわかった。そのことが胸を締めつけるほど苦しかった。''

わたしは、感情を感じることがまだまだ苦手なんだな、と思う。甘えたり頼ったりワガママ言ったり弱音を吐いたり、、全然できない。すぐ、わたしは大丈夫って方に着地しようとする。ほんとうは、全然大丈夫じゃないのに。

いつも『ひとりで大丈夫?』って、優しい眼差しで聞いてくれる人がいた。その度にわたしは『大丈夫』って答えたけれど、その人が、それが嘘だってわかってくれてることがわかってて、わたしは安心して嘘をついた。何もしてくれなくてもいい。ただ、ほんとの気持ちを知ってくれる人がいることで、安心できていたことを思い出していた。

強がりなじぶん。
変わらないじぶん。
ずっと寂しいじぶん。
弱虫なじぶん。


これからしばらくどこへも行けない日々が続くのなら、そんなじぶんに寄り添ってあげようと思う。それは同時に、自分と同じような想いを抱えて生きている人たちの心にもそっと寄り添うことに繋がる気がしている。



f:id:like_nanohana:20200406220339j:plain


春の訪れを告げる花










小さなせかい

体調が戻りつつある。全快とは言えないが、とにかく沢山寝たことで自分なりに体を労れたと思う。


どうしても病院に行きたくなかったので、道場には『急性胃腸炎でした。』と、報告する。実際はわからない。けれど、急性胃腸炎でした。と言ってみたことで、ほんとうに急性胃腸炎だった気がしてくるから不思議だ。

ここ数日、エネルギーの停滞感からストレスが募り、普段食べないお菓子やジュース、白砂糖なんかを過剰摂取したことが原因と思われる。

思い返せば、3年前の4月の初めにも、今回と同じ症状で急性胃腸炎をやっている。あの時もお酒が体に合わないにも関わらず、なんか調子に乗って連日暴飲暴食したことで、体が悲鳴をあげた。

現代人の病気の原因は、食べ過ぎにあると耳にしたことがあるが、かなりあると思う。


こんな時は食べないことだ。

食べないことで胃腸を休ませる。

これを機に、食事を見直そうと思う。陰陽の食材を改めて意識して、その時々の自分に合ったものを取り入れたい。

今回の体調不良は、体に合わないものが如実に現れた結果な気がしている。

とりあえず🍎を薬代わりに食べて、飢えを凌いでいる。

病院に行かないと決めたのなら、頼るは自分の感覚のみ。しばらく体の声を聞いて大人しく過ごそうと思う。。


昨日、絵本の朗読をした。

これが自分的にとても心を落ち着けるいい作用を起こした。この自宅軟禁生活の中でも手軽にできる、人とつながる手段として、わたしは絵本を読もうと思う。

ひとりでもいい。

小さいこどもに戻り、お母さんに読み聞かせしてもらっている気分で聞いてもらえたら、と願う。

noteの録音機能は、最大5分なので、聞く方もちょうどいいのではないだろうか。寝る前に優しい絵本の世界に触れて、ひとときの安らぎを感じて欲しい。安心して眠りにつくことは、心身の健康に欠かせないと思うのだ。


ひとりひとりの小さな愛のせかいが、いつしか美しいハーモニーとなり、ウィルスさえも包み込む光となりますように。



春の夜空に祈ります。



4/3朗読 こぶたくん''おかしをやく日''

https://t.co/6axqcrUN09



f:id:like_nanohana:20200403225133j:plain


道端のポピー

ありがとう

昨夜から体調が悪く、今日は道場のしごとを休んだ。

弱っている。気持ちも体も。

恐らく、会いたい人に会えないストレスがいちばんの原因だと思う。

笑えていない。


YouTubeでは、明るい未来の創造をしていこう!的な、発信も多く、無理矢理にでも笑おうと見てはみるが、笑えない。


元気があれば何でもできる。

の真逆。

元気がないから何にもできないのだ。


このような状態に自分がなると、自分が元気な時に、弱っている人に思いを馳せれていないことに気づける。傲慢な自分を知る。

元気な時は、欲も出る。いま実感しているしあわせは、決して当たり前じゃない。それなのに、元気な時は心のどこかで当たり前と思っていて、すぐに感謝を忘れる。

元気がない今、友だちからの『お元気ですか?』のひと言メールや、恩師からの『お大事にね。』などのメッセージなどに、目頭が熱くなる。これらは決して当たり前じゃないのだ。


わたしはなんてしあわせなのだろう。


目を閉じて、思いにまかせて言葉を紡ぐ。

出てくるものは、ありがとうだった。

今までわたしと出会ってくれた人たちを思い浮かべては、ありがとうと呟いた。ひとりひとりに心を込めて感謝した。

願わくば、愛する人にはいつまでも元気でいてほしい。笑って生きていてほしい。

やはり、自分に遺る想いとは、それだけだった。


きっと、わたしたちの肉体がなくなっても、最後には他者と渡し合った愛だけがこの世界に残るのだろう。


この想像は、不安な気持ちを鎮め心を穏やかにしてくれる。


いま生きていることの意味が深まる。

こんな自分でも、誰かの心にそっと寄り添うことはできないだろうか?

そう考え、絵本の朗読をしてnoteにアップした。

その絵本が大好きだという人から、『聞きました!』と連絡をいただく。

よかった。

ひとりでも喜んでくれた人がいた事実に、温かい気持ちが広がる。


弱っている時には、不安が募る。心許ない気持ちを和らげるものは、こんな小さな愛なのだと思う。大それたことなんか必要ない。ただ、いまここに生きる自分にできることをしよう。いつも言ってるけれど、愛ならばどうするか、それを心に問い続けよう。



【 空の絵本 朗読  】

よかったら聞いてみてください。

↓↓↓

https://note.com/like_nanohana/n/n4416830556d9



f:id:like_nanohana:20200402224215j:plain


自然の美しさに習う


2020年4月

時は2020年4月に入った。


この状況がこのまま続くとしたら、ウィルスにやられる前に、確実に心が死ぬ。

そう思うほどにエネルギーの停滞感が酷い。


人と会えない。

人と会話ができない。

人と交流できない。

人と笑い合えない。


これは深刻な事態だ。

このような事態に直面し、あらためて、人はひとりでは生きていないことを痛感する。


エネルギーは循環することで、常に新鮮さを保ちつづけることができるが、使われないと消えていく。この一週間でわたしのエネルギーは健全に使われることなく、だいぶ消えてしまった。


今日はこの現状に風穴をあけるべく、揚げパン屋さんの予行演習として、パンを生地から作った。今までにもパン作りは何度もしてきたし、なんなら、パン屋さんになりたいと思ったこともあるので、手作りパンには思い入れがある。

とにかく簡単なレシピを検索して、久しぶりのパン作りに励む。

こねる時間も最小限のレシピを選んだくせに、エネルギーを放出すべく、粘土遊びのようにこねまくる。なかなかたのしい。表面が滑らかになるまで伸ばして戻してと、ひたすら続けた。

そこそこ満足。

揚げたてのパンにシュガーをまぶし、パクリ。この瞬間が最高にしあわせだった。食べては揚げ、食べては揚げ、をひたすら繰り返す。出来上がりは、生地はもっちり系で、思ったよりも固めだった。食べてる感はしっかりあったが、もう少しソフトな方が好み。

あれ?

ひょっとして、市販のコッペパン揚げた方がおいしいかも。

でも、それじゃ味気ないよなぁ〜…

でも、おいしければいいかなぁ〜…


次は両方やってみて、食べ比べしてみよーっと!


最近、冴えた記事が書けないのも、わたしのエネルギーは人と会わないとうまく機能しないようなのだ。


人に会いたい。

笑い合いたい。


パンだけじゃ無理!



f:id:like_nanohana:20200401211949j:plain


揚げパン🥖






灯台




灯台にいる







降り注ぐ光と流れゆく風が

頼りないわたしを包む









戦いが終わったいま

ほんとうは安心を

求めていたと

やっと言える時がきた









海を超えて

望む未来に

あなたがいて

大きく手を広げて

わたしを待っている









この場所からは

あなたの心の景色がよく見えて

わたしはちょっと嬉しくなって

歌いだすのよ








鳥たちが舞い降りる

同じ歌を鳴いている









あしたから

また陽は昇る









あの水平線から

光の海へ









光の海へ






f:id:like_nanohana:20200331231534j:plain


HELLO!NEWERA




春の雪

…という曲がある。


andymori小山田壮平くんが、夜な夜な酔っ払って気まぐれにやるツイキャスのなかで歌っていて知った。


『~もいちど会えると思っていたから、さよならを言ったの、わたし。』


降りしきる春の雪を眺めていたら、この歌詞が頭を流れた。


春は別れの季節だ。


……壮平くんのお姉さんは、25.6歳の頃、恋人と南米を旅行中に乗っていた車が横転し、突然亡くなった。文才のある人で、死後、彼女のブログは書籍化され、その本は、わたしの手元にいまも大事にある。本の最後に、何かの賞を貰ったという詩が掲載されており、その詩が私もとても好きだった。

先日のツイキャスの最後に、壮平くんはその詩を朗読した。そして、読み終えると何も言わずにそのままツイキャスも終えた。


昨日のわたしは明るく、外出自粛期間に生き方を変えよう的なことを思ったが、今日のわたしはまた違うことを思っている。


もしもコロナで死ぬのなら、今日という日を思い残すことなく生ききることしかあるまい。いや、思い残すことなく生ききるなんてこと自体、無理なのかもしれない。それでもやはり、なんとなく死んでしまうのは、ここまで生きてきて、叶っていない夢もまだまだいっぱいあるのに、あまりに惜しい気持ちにもなる。だとしたら、正解はなにか?そう考えた時に、きっと、ひとりひとりの正解って違うんだよなぁ〜と、思いを巡らす。もう余命はわずか。そうなってくると、ほかの人のそれではなく、自分の答えが知りたい。自分が生まれてきた理由。この時代に、この惑星に、この国に、この身体に、この環境に、これまでの人生を振り返り、命を確認したい。


叶えたい夢がある。


それこそがまだ生きていきたい理由だ。まだ叶っていない夢があるからこそ、これまでの自分を越えようと、変化を受け入れ、切なさを乗り越え、恐れに挑み、前を向いて歩みを進められる。闇雲に一歩を踏み出すのではなく、ほんの微かな光を頼りに、自分が目指す場所へと、たしかな一歩を踏み出す。わかっていても、一歩も出せない日もある。 それが最期の日になってしまうとしても、それでも、自分がなぜ今生きているのか、その生への確かな実感が掴めているのならば、もう迷うことは無い。その時は、潔く散るのみだ。


雪のせいだろうか、ものすごく静かだ。


閉ざされた部屋にひとり。

終活の一日を過ごす。



f:id:like_nanohana:20200329151146j:plain


雪と桜






チャンス

出自粛要請を受けて、自宅待機する人が多いなら、外は人が少なくて、安全にあそべるんじゃないだろうか?


またすぐそんなことを考えてしまう。

この想像は安易で誰でも簡単に思いつきそうだから、ちょっとつまらないかもしれない。


先日、前の職場を辞める女の子の送別会に呼ばれて行った。下は21歳から上は42歳まで、年齢はバラバラだが、やたらとみんな仲が良く、わたしも結構慕われていた。


今回辞める子は、32歳で、美人で英語も惚れ惚れするほど流暢に話せ、仕事もできる、コミュニケーション能力も高い、言わば、高スペックな人だ。

そんな彼女が、仕事を辞めて今楽しみにしていることが『集まれ!どうぶつの森』をやることだと言う。

確かに、外出自粛要請が出ている今こそ、どうぶつの森に需要があることは、もちろんわかる。家に籠りながら気が済むまで、あの森でならあそべる心理も痛いほどわかる。不安や恐怖から解放される、という意味では、どうぶつの森は安心安全、悪くはない。


それでも、生き方をシフトチェンジするのにもってこいの、この千載一遇のチャンスの今、誰かが創った世界の中であそんでいるだけなんて、もったいなくはないだろうか?

どんなに楽しいゲームも、いつかは飽きる。

それは、自分がつくりだした世界じゃないからだ。


ある人は、これからの2週間は妄想に時間をつかうことを提唱していた。どの道よくなると決め込んで、自分が生きたい世界を気分よく妄想すること。すると、すこし先の未来にその妄想が現実化するのだと。


わたしは、俄然こっち派だ。

この案に乗っかった。


いま、連日カンパニーShineのMがこの妄想をLINEに流しまくってきている。

そのことで、わたしは、楽しい刺激をめちゃくちゃもらってる。それを見ると、わたしも、夢をどんどん見よう!と思わせてもらえるし、無用な不安や恐れなど吹っ飛ばしてくれるから、本当に有難い。


一昨日、カンパニーのShineであるH美さんが''H美の地獄ドライブ''という、面白い企画を立ち上げ動き出した。反響もあるようで、''めちゃくちゃいいじゃん!!''と、勝手に人の企画を眺めて、興奮した。

だって、それってH美さんにしかできないことで、H美さんがやりたいからやっていて、そこに興味をもった人がやって来るという、わたしからしたら、理想的な流れ。


多分これから、わたしの周りではこういう流れが増えていく予感がする。


わたし自身も、自分と企画に興味をもってくれる人と出会いたいし、あそびたい。わたしが好きなのは、1対1。

わたしと、あなたと、せかい。

主役はわたしとあなた。いつも言ってるけど、相互補完的=の関係性。


文章を読むだけじゃ、実際の人となりは分からない。わたしは結構、文章より実際会った方がいい感じに思ってもらえることが多い。

厳しくてこわい感じの人かと思ってたけど、全然優しかった、とか言ってもらえる。

会わなきゃ分からないことは多い。


晴美さんを見習って、わたしも企画考えよーっと!


みなさまも実りある自粛期間を〜



f:id:like_nanohana:20200328100607j:plain


卵8個使いの玉子焼き






ずれ



やっと、自分と世間とのずれを認識した。


コロナはわたしが気にも留めない間に、瞬く間に人々の死への恐怖心を捉え、発達していたことを知った。


もちろん、わたしの職場にも影響はおよんでおり、最近の客足は確実に減りつつある。


それでもそんな中、店長のKさんはこの非常事態にも、とっても呑気に構えているので、わたしもお客さんとの会話で話題に上らない限り、Kさん同様、全くもって呑気である。


一緒にいる人の影響力は計り知れない。


今朝のこと。

いつも家を出る時間の13分前に飛び起きた。

寝坊である。


一秒たりとも無駄にできず、必死に身支度し、玄関を出てから道場まで走りに走った。

頑張りの結果、なんとかギリギリ間に合い、遅刻は免れたが、着替えようとしてリュックを降ろしてびっくり!

なんと、リュックのチャックが全開だったのだ。

中から、ポロシャツ、パンツ、エプロンの3点セットを取り出そうとすると、またまたびっくり!


……ポロシャツがない。


家から出る時、3点セットだけは確実に入れたことを確認していたため、まず間違いなくチャック全開のリュックから、落ちたとみた。


服が道に落ちている時とは、このようなことが原因だったのか、と、はじめて推察できた。


それもこれも、自分が失敗したからだ。

無意味なことに思いを廻らすって、ある意味健康的だ。どうでもいいようなこと考えてる時って、元気な証拠。


結局、事の経緯をKさんに説明し、着てきていた黒いTシャツで働くことを許された。しかも、結構面白がってくれたりもした。


ありがとう!店長。

ほんと、店長の器のデカさには頭が上がらない、というより、笑ってしまう。


だって、今日は突然、

『いま、急に思ったんだけど、禁煙て金縁って言えるよね?タバコ代浮いたらお金入ってくることと同じだもんね。…いやぁ〜、今まで気づかなかったわ。』と、マスク越しにもわかる笑顔で『思いついたこと言わずにいられないんだよね〜。』なんて、言っていた。


この人の世界はいつでも平和だ。


帰り道、ポロシャツは無事回収でき(ガードレールに掛けられていた)家路へと着いた。


このまま、世間とずれながら、呑気に自分の世界を行こうと思う。



f:id:like_nanohana:20200326174919j:plain


カラフル朝ごはん🍓








この想い




お花見をしている。



大きな公園で



大好きな人たちと。





ずっと作りたかったお花見弁当を



ほぼイメージ通り完成させ



『おいしい!おいしい!』



って、食べてもらって



またひとつ、夢は叶った。





このしあわせは、ほんとうだ。



ほんとうのほんとうだ。





……それなのに



どうしてか



やっぱりわたしは



さみしかった。






理由なんてきっとない。






それでも



そのさみしさも



嘘じゃなかった。






ねぇ、神さま



どうしてわたしはさみしいの?



こんなにもしあわせなのに



どうしてこんなにもさみしいの?






ねぇ、神さま



どこへ行ったら



このさみしさは消えてくれるの?





どこへ行ったら



わたしはひとりじゃなくなるの?





わたしがずっと待ち望んだ



人生最高の春は



この想いにつづいていたのですか?





ねぇ、神さま





わたしはこんな



いつまでたっても頼りない



自分を



どこまでも



生きていくのでしょうか?






どうか




咲き急ぐ桜と共に




この想いが、散って消えゆきますように。





どうか




それでもずっと永遠に




わたしはわたしで




ありますように。






f:id:like_nanohana:20200325185256j:plain


この想い







余韻

昨日の余韻に浸っていたら、丸一日が過ぎようとしている。(たった今過ぎた…)


今日(昨日)うれしかったことを残したり、思ったことを書き留めたい。


ブログを始めて228日目にして、初めての読者の方ができたこと。

読者のいないブログのひとり目の読者になってくれた、勇気あるカラーひよこさんにありがとうを言わせて欲しい。

カラーひよこさんありがとうございます!


フォロワー数2人のTwitterアカウントを勇気を出して晒したことで、多くの方に感動体験を共有できたこと。

実際の奇跡の現場に居合わせてくれたポチさんがTwitterでつぶやいてくれたこと。

読んでくださったみなさん、ありがとうございます!(…と言ったところで、また見てもらえる確率は低いかもしれないが、見てくれた人に伝えたい。)


前の職場の子の送別会で、その子にS氏の本をプレゼントしたこと。(この取り組みはまだまだ続けたい。)


ソウルメイトの生き方にめちゃくちゃ刺激を受けたこと。''俺は凄い!''と思い込むことができた時の無敵感を教わったこと。


人の目に触れる怖さをひとつひとつ超えて、やりたいことをやりたいようにやって、目に見えるところでも、見えないところでも、誰かと触れ合い、自分の人生を楽しんで生きていきたい。


眠い。

おやすみなさい。



f:id:like_nanohana:20200324005559j:plain


春 きいろ











奇跡✨

 

 

 

今日は、このブログでも最近お馴染みのカンパニーの象徴的存在である、S氏の書籍初出版記念ライブだった。

 

わたしは、発売日である昨日の朝、彼の本を手にするため、自ら本屋へと走った。

 

これまでの人生のなかで、発売日に走って本屋に買いに行くほど、前のめりに欲しいと思う本との出会いはなかったため、それだけで、なんだか嬉しくて、非常にありがたい気持ちになった。

 

指先ひとつで欲しいものが手に入るこの時代に、あえて、店頭で自分の目で探し、自分の手に取る。その行為自体に、特別感があり、人間らしさを実感する。

 

なにより、ワクワクドキドキをプレゼントしてもらっているようで、不思議な感想だが、そのお礼に本を買わせていただいているような、そんな気持ちにすらなった。

こんなこと、なかなか体験しようと思ってできるもんじゃない。

それくらい、その本には唯一無二の魅力があったのだ。

では、その魅力とはなにか?

それは、著者であるS氏の人間としての魅力である。

 

ただ生きていることに挑戦して生きている姿からは、言葉を超えた説得力がある。

以前、こんな例えをしたことがある。

素晴らしい食材を使って、一流のシェフが調理した料理がどんなに美味しかろうと、そのシェフという人を知らない(関わりがない)場合、もう一度食べたい!とは、なかなか思わないだろう。

お母さんが作るごはんを毎日食べても飽きないのは、お母さんを知っているからだ。

 

なんとなくS氏は、ここで言うところの、お母さんのような存在なのだ。

 

総アクセス数1300万を超える伝説のブログ(今回書籍化された)を読んで、実の両親からさえ得られなかった、ただ生きていることを許されている気持ちになれた人は数知れず。

姿を見せずとも、確かにその存在を彼を通して感じてきた。

 

救われる命がここにある。自分がただ生きているだけで、救える命がある。それは、何者でもない自分が生きていくことの希望に繋がる。そんなことを想う。

 

あ、熱が入ってしまった。

 

実は、わたしが今日記事にしたいこととは、ある奇跡の出来事についてなのである。

 

**

 

S氏の出版記念ライブが終わり、わたしは今日集った3人と一緒に井の頭公園へと行った。

 

3人とは、

スナック朱里のチーママをしてくれたHる。

RIPに越してきたばかりのH美さん。

名古屋から来ていたMちゃん。

だ。

 

公園でごはんを食べながら、いろんな話をした。HるもH美さんも、自分の頭で考え、自分の言葉で話す人で、話していてとても楽しい。

Mちゃんは今ちょうど、これまでの生き方を変えたいと思っているところだったようで、みんなそれぞれの視点で、''こんな風に生きてきた''という話をしたら、Mちゃんは、『すごく参考になります。』と言いながら私たちの話しを興味深く聞いてくれた。

 

いい感じに話しが盛り上がってた頃、Mちゃんが今日誕生日だということを知り、わたしたちは『それじゃあ、なにか誕生日プレゼントを買ってあげるよ!』と、とても自然な流れでそういうことになった。

 

駅から井の頭公園へと続くメインストリートのお店を物色し、時折『遠慮しないで、欲しいもの言いなよ!誕生日なんだから!』と、色々な罪悪感を抱きながら生きてきたMちゃんが、''欲しい!''を言えるようにと、励ますカタチで背中を押した。

 

最後に、公園へ向かう時にチラっと視界に入った、''なんとなくいい感じだなぁ〜''と思っていた雑貨屋兼洋服屋さんにMちゃんを誘った。

 

そこで、Mちゃんはついに、自分が''欲しい!''と思う洋服(ワンピース)と出会い、3色色違いすべてを試着することになり、わたしたちと、明るくノリがいい感じの店員さんのひとりが、お喋りしながら試着室の前で見守ることになった。

 

-以下会話-

 

『今日は公園にいらしたんですか?』

 

『いや、実はライブに行ってたんです。バンドなんですけど、そのメンバーの書籍出版記念ライブで。』

 

『???バンドで、本出してるんですか』

 

『お姉さん、S氏をご存知ありませんか?いばや通信ていう伝説のブログがあるんですけど、そのブログが本になったんです。』

 

『…知らなかったです。そのSさん、テレビ出たりするんですか?』

 

『Sさんは、天邪鬼でひねくれてるところがあるんで、今まできた数々の出版の誘いも、テレビ出演のオファーも、業界の人の''出させてやる感''が気に入らず、ことごとく断り続けてきたんですが、ついに、素晴らしい編集者の方に出会って、今回出版に至ったんですよ。』

 

『へぇー、今どきの人だったら、すぐ本出したり、テレビ出たりしそうなのに、Sさん凄いですね。ちなみに、どんなこと書かれてるんですか?』

 

『気になります?

本を読んでいただければ全てがわかります。』

 

『え?なんか〇〇もらってます?笑笑』

 

『笑笑』

 

ここで、わたしたちの会話を聞いていたH美さんが、自分で本屋さんで買ってきていたS氏の本を『よろしければ読んでみてください。いま、読んで欲しいと思ったから。』と、店員さんに差し出したのだ。

 

店員さんが『え?ほんとに?(本をパラパラめくりながら)この、紙の色が違うところからして、なんかヤバいじゃないですか?!』

と言ったので、またすかさずわたしが『編集者さんがさっき言ってたんですけど、白の紙だと、S氏の言葉の強さに紙が負けるから色の紙を使ったらしいんです!』と、めちゃくちゃドヤ顔で言い放つ。

『(ビックリ顔)笑。ありがとうございます!必ず読みます!なんかいい事ありそうな気がする。そして、読んだら次の人に回しますね。』と。

 

そして、本を差し出したH美さんは『やったー!今日は本屋さんになれた!』と言って、とっても嬉しそうに笑った。

わたしはその笑顔を見て『H美さんにはわたしが本をプレゼントするね!』と、当たり前に言葉が出ていた。

 

そして、Mちゃんも無事に服を選び終え、そのまま選んだ服を着て店を出た。

何年かぶりに誕生日に自分に洋服をプレゼントできたことで、キラキラした笑顔になったMちゃんに、花柄のワンピースはお誂え向きだった。まるで、彼女自身がお花のように咲いたようだった。

 

しあわせの循環

笑顔の力

人と人が出会うと起きる奇跡

 

わたしたちは嬉しさに包まれて駅へと向かった。

 

わたしはH美さんへプレゼントする1冊は、S氏から購入したく、もういないだろうと思いながらも、ひとり、ライブハウスへと戻ってみることにした。

すると、なんと、なんと、メンバーご一行が前から歩いてくるではないか!!!

タイミングが過ぎる。

わたしは興奮ぎみに『まだ本はありますか?』とS氏に確認した。S氏はよくわからないまま『1冊あります。』と答えた。

 

1冊?!

最後の1冊?!

 

わたしは是が非でもその1冊をH美さんのためにゲットしたく、プレゼンのつもりでさっき起きた出来事の経緯を、説明下手な自分を忘れる気概で巻きで話した。

熱意だけはどうしても伝えたかった。

 

案の定、説明下手は隠せず、S氏はしびれを切らして『どうしたらいいの?』と言ってきたので、『欲しいです!』と正直に言った。

『じゃあ、どうぞ。』と、最後の1冊を差し出してくれたのだ。

しかも、しかも、『そういうことならお金はいいです。』と言って、まさかの、プレゼントをするつもりの本をプレゼントしてもらうという奇跡まで循環してしまった。

 

ジーザス!なんと美しい星にわたしは生まれたのでしょうか!

 

しかし、わたしは今朝、昨夜のS氏のブログを読みさらに驚愕することとなった。

それは、このわたしたちに起きた素敵奇跡体験に似た出来事が、ライブハウスで、他の人たちの身にも起きていたようなのだ。

 

これって、S氏が常に自分の心のままに生きる姿勢を貫いてきたことによる賜物に思えた。

 

既存のルールを無視して余白をつくると、そこには奇跡が舞い込む。想像もしなかったような不思議な出来事が起こる。

 

わたしが4年前、自分が本当に生きたいと望んだ世界には、彼のような人がいた。

それは、自分の人生の選択が正しいか、間違っているか、その境界線を溶かす〝どうなるかわからない面白さ〟を実感させてくれる、生きていくことへの最大限の肯定となった。

 

彼らのバンドもコアな部分は変わらずに、日々変容しつづけていて、昨日も、バンドメンバーひとりひとりが本当に眩しくて、カッコよくて、同じ場にいられることを誇りに思った。観客の人たちも、とっても楽しそうに笑って踊っていて、それが見れたこともわたしは嬉しくてたまらなかった。

 

わたしは、こんなに素敵な人たちと出会えた自分は超絶ラッキーだと思っている。

 

ラッキー星出身(※過去記事ソウルメイト参照)をこれからは大々的に公言していきたいと思う。

 

素晴らしい春の一日に言葉の花束を贈る💐

 

 

f:id:like_nanohana:20200323121225j:plain

 

2020.3.22  晴天良日

 

 

2020年3月20日

''春眠暁を覚えず''


最近よく眠れているのか、まったく夢を見ない日が続いている。


待ち望んだ春分の日を迎え、心は果てしなく解放された。もう、閉じることは無い。このままずっと、開けたままでいる。


窓から流れ込む風が胸をすり抜け、あの場所へと吹き抜けてゆく。

小高い丘の上、木立と草原のなか、咲き誇る草花の煌めき。

海をのぞみ、山を背に、天を仰ぐ。

朝日に生まれ、星空に睡る。

もう迷わない。

この場所はここにありつづける。


金曜日は、道場からのお稽古の日だ。

お稽古に行く腰が重い。

足が疲れているからだ。それに加え、久しぶりに風邪をひいたことで、頭がぼーっとしていて辛い。電車でうつらうつらしていたら、いつの間にか、お稽古場のある駅に着いていた。


先輩の踊りを見る。一緒に踊る先生を見る。

すこし元気がでてくる。


今日はわたしの後に来る方がお休みだったため、わたしが最後だった。

先生とまた他愛のない会話が始まる。

20~30分調子よく喋った頃、先生に『朱里さんて、とても使う言葉が綺麗だよね。』と、まさかのお褒めの言葉をいただいた。

''言い方がわるいんじゃない?''と、各方面からお叱りを受けたことはあるが、''言葉が綺麗''と言われたことは初めてで、嬉しくて、一気に体温が上昇し、風邪菌にダメージを与えられたことに、よろこぶ。


確かに、先生たち(先生ご夫妻)とお話する時は、わたしはとても饒舌になる。

それは、先生たちが、飾らずに自然体でいてくれるからだと思う。

だからわたしも自然体でいられて、頭で考えずに言いたいと思ったことをそのまま真っ直ぐに外に出せるのだと思う。

真っ直ぐな言葉は真っ直ぐ相手に伝わるということがわかった。

このわたしを引き出してくれる先生方に感謝したい。


今日の名言

『学歴より笑顔 』by坂東ゆめかず先生


先生のチャーミングな笑顔に勝る学歴などない。


学歴より笑顔!

学歴より遊び歴!

学歴より愛!



まちがいない。



f:id:like_nanohana:20200320225206j:plain


春分